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2022/2/17

コロナ禍で理想のキャリアを断念…。でもそのアクシデントが、新たな活躍の場との出会いをくれた。

松尾さんの転職体験記
松尾Matsuo(26歳)
  • 転職前コールセンタースタッフ (受電担当)
  • 転職後コールセンタースタッフ(受電&営業担当)
  • 転職活動期間4ヵ月
  • 応募社数40
  • 面接社数5
この体験記のポイント
  • 20代で転職回数3回、すべて異業種。さまざまな経験で培った柔軟さが、唯一無二の強みに。
  • 専門職を目指すもコロナ禍で断念し、異業種の派遣スタッフとして就業。その間の努力が、いい転職のきっかけに。
  • 転職で目指すのは“できることを増やすこと”。「やってみたい!」という気持ちひとつでキャリアを切り開く。

コロナ禍で憧れの仕事への道が断たれ、派遣スタッフとして働きながら転職活動をすることに。

前職は、通販会社のコールセンターで働く派遣スタッフ。電話で健康食品の注文を受けて、そのデータをPCに入力するという仕事内容でした。今働いている企業は4社目の就職先です。

1社目は、高卒後すぐに「地元を出てみたい!」と就職した大阪の飲食店。2社目は「コツコツ取り組む作業も好きだから、ものづくりに挑戦してみたい!」と未経験で飛び込んだ地元福岡にある業務用切断機のメーカー。この仕事が思った以上に楽しく、4年ほど経験を積むうちに「専門知識を学んで、製造だけでなく設計もできるようになりたい!」と思うように。そこで思い切って退職し、職業訓練校で設計を学びました。4ヶ月の通学を経て、卒業を控え転職活動の準備をしていたとき、コロナ禍が始まったんです。

職業訓練校への入学前と比べものにならないほど求人が減り、実務未経験から挑戦できる設計の求人はほとんどなくなってしまいました。「せっかく学んだのに…」という気持ちはありましたが、仕事をしなければ生活が立ち行きません。そこで気持ちを切り替え「ひとまず、すぐに始められる仕事をしよう」と思っていたときに見つけたのが、前職の求人でした。

働きながら転職活動をする前提で入社したのですが、はじめて挑戦するコールセンター業務で得た学びは多かったですね。電話で問い合わせや注文を受けるという仕事ひとつとっても、上手な人はやっぱり一味違うんです。それをとにかく真似して、時には自分から「どうやってるんですか?」と聞いたりもして。とにかくデキる人のいいところを真似することを心がけていました。これは1社目、2社目でも大事にしてきたこと。これが一番の成長への近道だと、経験上わかっていたので。

就業前には同じくコールセンターで働く友人から「大変だよ」なんて話を聞いたこともあったのですが、やってみると面白いと思えることが多かったのは大きな収穫でしたね。電話対応やお客様とのコミュニケーションも学べたので、勤務期間は1年以内と短いですが、今につながる貴重な経験ができてよかったと思えています。

偶然始めたコールセンターでの仕事が、“もっと極めてみたい仕事”になった。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
前職から現職への転職活動期間は4ヶ月ほど。「とにかく正社員として、安心して長く働ける企業に入社したい」と考えて、職種・業界を問わずさまざまな求人を見ていました。まったく経験のないITエンジニアの求人にも応募しましたね。あとは…本当にたくさん応募したので、1つひとつ思い出すのが難しいくらいです。

求人を探すときに意識していたのは「そこで働くことで新たにどんなスキルが獲得できるか」。せっかくの機会だし、新しいことに挑戦してみたいという気持ちがあって。これは高卒後、飲食・製造・コールセンター勤務といろいろな仕事を経験してきたからこそ芽生えた気持ちだと思います。3つの仕事に未経験から挑戦して感じたのは「やってみさえすれば、何でもできる」ということ。できることが増えると自信がついて、予想外のことが起こったとしても人生なんとかなると思えるようになったんです。

もともと、新しいことを勉強してできることを増やすのが好きだったのかもしれません。前職でコールセンター業務を経験してみたいと思ったのは、電話でのお客様対応スキルを身につけたいからでした。お客様とのコミュニケーションは、どんな業界でも活かせるスキル。自分の将来のために学べたらいいなと思い、興味を持ったんです。最初は見よう見まねで電話を受けるので精一杯でしたが、問合せや注文の受付対応を担当しているうちに、自分から電話をかけてお客様に商品をおすすめする営業活動にも興味がわいて。でも、派遣スタッフは受電しか対応させてもらえなかったんですよね。

そこで「今の経験を活かして、営業にも挑戦できる環境に転職するのもアリだな」と思ってコールセンターの求人をチェック。たまたま今働いているファーマフーズコミュニケ―ションの募集を発見し、ここでなら仕事の幅が広がりそうだと確信して迷わず応募しました。他にも40社ほど応募した企業があったのですが、面接に進めたのは5社。そのうちの1社が、ファーマフーズコミュニケーションだったんです。

思い通りにならない状況を乗り越えてきた経験を強みに、意欲をアピール。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
面接に臨む前には、複数の口コミサイトで必ず福利厚生や待遇、会社の雰囲気をリサーチしていました。長く働いた2社目の企業は入社前に会社の雰囲気をよく理解していたおかげで、入社後も楽しく働けたという実感があって。知人の紹介で入社したため、細かいところまで情報収集しやすかったんです。

今回は複数の転職サイトで仕事を探していたので、実際に働いている人の話は面接でしか聞けません。そのため、面接に進むかを決める判断材料として口コミを活用していました。口コミは基本的には退職者の方が書かれるものだと思っているので、全て鵜吞みにするわけではありませんが、あまりにネガティブなものは気になりますよね。その点今働いているファーマフーズコミュニケーションは、口コミも好意的なものが多かったので、安心して選考に進むことができました。

面接では、派遣スタッフとしてコールセンターで学んできたことを活かして、営業活動にも挑戦してみたいという意欲をアピール。これまで複数の異業種でまったく異なる仕事をしてきたことについても、率直にお話しました。コロナ禍の影響で思い描いた通りのキャリアを描けなくなったという側面はありますが、いつまでもそれに固執せずコールセンター業務に全力で取り組んだお陰で、多くのことを学べたという実感があったので。

偶然働くことになったコールセンターでしたが、電話対応がスムーズにできるようになったのは大きな収穫でした。さらに営業活動もやってみたいと思えるようになったのは、学べることは全て学ぼうと意識して目の前の仕事に取り組んだからこそ。「転職を前提にしてやっている仕事だ」と決めつけて手を抜いていたら、そんな風に思うこともなかったはずです。「挑戦してみたい」という思いひとつで行動し、自分の可能性を広げてきたことは、これから働き続けていくうえでの強みにもなるはずだと思って。

状況に応じてベストを尽くそうとする柔軟性と仕事に対する意欲が高評価につながり、結果的に内定をいただくことができました。ファーマフーズコミュニケーションも、お客様のニーズをとらえてハイスピードで変化し、成長してきた企業。そんな組織で早期に活躍できるだろうと期待してもらえたことは、純粋に嬉しかったですね。

挑戦するほど、できることが増えていく。そして手に入れた自信が、未来のキャリアを切り開く。

現在はファーマフーズコミュニケーションで、健康食品を扱うコールセンターでの受電対応と営業を担当しています。前職の経験を活かしつつ新しいことにも挑戦できているので、入社前にイメージしていた通りですね。注文を受けるだけでなく、その時々のおすすめ商品をご紹介するのが面白いんです。お客様のお話を伺いながら、伝え方や話し方を工夫することが成果に直結するので、今までにないやりがいを感じています。

難しく思うこともありますが、そんなときは迷わず上手な先輩の様子を見てマネしたり、直接先輩に質問したりすると決めているんです。それが仕事ができるようになるための一番の近道だと、今までの経験の中で学んできたので。実際に成果もついてきています。今後もますますできることを増やしていけるように、どんどん新しいことに挑戦したいです。

3回の転職活動を通じて学んだのは、初めてのことにも勇気を出して挑戦し、できるようになるまで努力し続ければ、必ず自信になるのだということ。これから転職活動を始める方も「絶対にやりたくない」と思ったこと以外にはぜひ思い切って挑戦してみてほしいです。「できることが多すぎて将来困る」なんてこと、きっとないはずですから。
採用担当者の声
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経験に裏付けられた、しなやかな芯の強さ。それが採用の決め手になりました。

採用担当
平田
評価したポイントと採用理由 面接で印象的だったのは、彼女の芯の強さ。それも「折れない」「融通が利かない」というものではなく、どんなことがあっても柔軟に対応して最善を尽くす、しなやかなタフさです。これはきっと、ご本人がいろいろな業界でさまざまな経験をしてきたからこそ身についた強みなのでしょう。

面接では、これまでの異業種でのご経験について触れ、新しいことに挑戦するときに直面する壁をどのように乗り越えてきたかも聞かせてもらいました。結果として、その時々のやるべきことにまっすぐ取り組む姿勢や気持ちの切り替えが、当社でのお客様対応にも活きるだろうと明確にメージできたんです。

入社後、実際に働いている様子を見守っていても、非常に安心感がありますね。できないことや苦手なことがあるとき、成長しようと自ら動いて、先輩をはじめとした他者と関わりながら自分の可能性を切り開いていく。そんな彼女の姿は、これから入社してくる後輩のお手本になるはずです。

今はまだ一人前を目指している段階ですが、今後はぜひ育成担当や管理職へのステップアップも目指してほしいですね。引き続きどんどん新しいことに挑戦してもらえたらと期待しています。
企業情報
会社名株式会社ファーマフーズコミュニケーション 資本金1240万円
事業内容■コールセンター運営、管理に関する業務、およびそれらの受託並びにコンサルティング業務 ■広告代理、広告制作、その他クリエイティブ制作業務 従業員数343名(2022年7月時点)
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