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2015/7/10

未経験の業界でも、自分を活かせる仕事はある。

山崎 昭久さんの転職体験記
山崎 昭久Yamazaki Akihisa(33歳)
  • 転職前営業
  • 転職後営業
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数6
  • 面接社数4
この体験記のポイント
  • 「やりがいある仕事」も「家族との時間」も手に入れたかった。
  • 「未経験の業界」に不安を抱くも、長所を活かせる可能性にかけた。
  • 面接では、取り繕わない「ありのまま」を見せた。

仕事を変えることで、今の悩みが解決すると思った。

前職は、法人企業に携帯電話や複合機をリース販売する営業をしていました。ところがある日、上層部の意向で金融系サービスを提供する新設のグループ会社に転籍になったんです。私は関係構築型の営業スタイルを強みとしていたのですが、新しい仕事はお客様と顔を合わせることが少なくて。自分の強みを活かせないことに悩み、転職が頭をよぎっていました。

ただ、実際に転職に踏み切ったきっかけは、家族との関係にあったと思います。当時を振り返ると、朝早く出勤して遅い時間まで働きづめという生活がほぼ毎日。妻や子どもに余裕を持って接することができなくなってしまって。妻が今の生活を良く思っていないのも分かっていたので、家族と過ごす時間を増やせる会社に転職したいと思ったんです。

はじめての医療業界。正直、不安だった。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
33歳の転職ということで、正直不安は大きかったです。ただ、仕事をしながらでは本腰を入れて転職活動に集中できないと思い、前職を退職しました。退職してからは、4つほど転職サイトに登録して、パソコンで求人を探す日々。妻も転職を応援してくれて、会社探しの段階から協力してくれました。「関係構築形の営業ができること」「家族との時間を増やせること」を軸に、求人を選んでいましたね。

そんな日々が続いたある日、妻が「歯科業界の営業の求人があるよ。これなんかいいんじゃない?」と教えてくれたんです。最初は、正直言って乗り気ではありませんでした。私は文系だったので、医療業界はまったく畑違いの業界。30歳を過ぎて、今さら新しい業界に挑戦することへの不安が大きかったんです。ですが、よく求人を読んでみると自分の長所が活かせそうな仕事内容でしたし、何より妻が探してくれた求人なので、これまで迷惑かけてきた分を取り戻したく、背中を押されて応募しました。

面接では、あらいざらい本音で話すことができた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
実は、ガイドデントの面接に臨む前に、既に2社から内定を頂いていたんですよ。なので、気持ち的には落ち着いて臨めたというか、取り繕うことなくありのままの自分を出せたんです。今思うと、この姿勢が功を奏したのかもしれません(笑)。

一次面接に伺うと、最初は採用担当の方と代表が対応してくれました。ある程度話が進んだところで営業部のトップの方も加わり、3対1の面接になったんです。緊張しましたが、わざわざ3人目が来たということで心の中で「これは好感触だ」と思ったのを覚えています。面接が終わった段階で、他社よりも入社意欲は高まっていました。事業内容や仕事内容はもちろん、代表や社員さんの人柄に惹かれたんです。

そして、面接の翌日、メールで内定のご連絡を頂きました。面接で手ごたえはあったので「もしかしていけるかも」とは思っていましたが、やはり嬉しかったですね。受信箱を開いて「来た!」と喜び、すぐに内定承諾の旨を返信しました。妻にもすぐに報告したのですが、「良かったね」と言っていました。きっと、色々な気持ちがこもった言葉だったと思います。

仕事に慣れてきた今、「目指したい姿」が見えてきた。

2014年の10月末に入社したので、半年くらい経ちました。普通なら「もう半年経ったなんて早い」と思うのかもしれませんが、私の場合は「まだ半年か」という気持ちです。すっかり馴染めた証拠かもしれません。

求人広告と実際の仕事内容や待遇に、ギャップはありませんでした。歯科医をお客様として、関係構築型の営業ができているので、満足しています。応募前に不安だった畑違いの業界という点は、やはり大変ですけどね。専門知識は勉強するのみですが、業界知識や独特の慣習などは身につけることが難しくて。正直言って今は、お客様の懐に入る営業スタイルと商品力に頼った営業、としか見られていないと思います。なので今後は、お客様に価値のある情報を提供し、パートナーとして頼られる営業になりたいんです。前職では「こんな営業になりたい」なんて思うことがなかったので、前向きな変化に自分でも驚いています。そう思うと、新しい業界に挑戦して良かったのかもしれません。

家庭に関しても、大きく変わりましたね。忙しい時もあるものの、以前と比べてプライベートの時間が増えましたから。特に、10時出社を活かして朝は娘を保育園に送ってから出勤しているんですよ。これは妻も喜んでくれていますね。転職で手に入れたかった「やりたい仕事」も「家族との生活」も、どちらも大切にできる会社と出会えたと思います。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

「異業界の仕事で、自分の強みをどう活かすか」という考え方を評価しました。

事業推進グループ
里見 由生子
評価したポイントと採用理由 嬉しいことに、『エン転職』で求人広告を出したところ、思っていたよりたくさんのエントリーがありました。その中でも、山崎さんはエントリーシートの時点で意欲や意気込みを感じました。当社が提供しているサービスは少し分かりにくいものですが、彼は事業内容や当社の仕事内容にしっかりと興味を持ち、ご応募いただいていることが書類から伝わってきたのです。なので、この方とは一度お会いしてみようとなりました。

面接でも、当社の事業内容や営業スタイルを踏まえてご自身の強みをアピールされていて、高評価でした。それに、これは彼ならではですが、人当たりが非常に良い点も関係構築が大切な当社の営業にぴったりだと感じました。そこで、異例ですが、面接中に営業部のトップの社員も呼んだんです。本来なら2次面接まで行なうつもりでしたが、一次面接を終えたところ満場一致で「いいんじゃない?」となり、内定が決まりました。内定をご連絡するメールをお送りしたときは彼も「来た!」と喜んでくれたようですが、私たちもドキドキしていたんですよ。内定承諾の返信を頂いたときは全員で「来た!」と喜んでいたんです(笑)。

業界知識や経験がないことを不安視する方は多いと思いますが、事業内容や仕事内容に興味を持ち、学ぶ姿勢を感じられれば、選考の上でマイナス評価にはならないと思います。ベンチャー企業やユニークな商材を扱う企業では、「ご自身の強みをどう活かすか」という点を考えて面接に臨むことが大切だと思います。
企業情報
会社名株式会社ガイドデント 資本金2500万円
事業内容・インプラントおよびその他医療における保証業務 ・広報活動支援事業、R&D(研究開発) ほか 従業員数23名(2022年10月時点)
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