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2016/12/14

“好き”が決め手の応募でも、“好き”だけの自己PRでは不十分。

田中 雅子さんの転職体験記
田中 雅子TANAKA MASAKO(33歳)
  • 転職前芸能プロダクションのマネージャー
  • 転職後映画館の運営スタッフ
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数1
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 転職の軸は、自分が「好き」と思える業界や仕事。
  • 慎重に、でもタイミングを逃さずに、アクションを起こした。
  • “好き”という気持ちだけでは不十分。自分の考えや経験もしっかりとアピール。

やっぱり私は、好きなことを仕事にしたい。

私が初めて「仕事」を意識したのは、高校生くらいの時でした。ちょうど進路に悩んでいた頃だったと思います。当時観ていたドラマに出てきた、ヒロインの部屋のインテリアに突如すごく惹きこまれて。こんなに可愛らしい世界観が創れるなんて…と感動すると同時に、「将来は仕事を通じて、人を魅了する世界を創りたい」って思ったんです。そんな経験から、私は多くの人を楽しませるエンタメ業界の仕事を夢見てきました。

だから、大学卒業後はずっとエンタメ系の仕事に携わってきたんです。ラジオ局で働いたり、舞台のセットや道具を作ったり、お笑いイベントの制作進行や運営を担当したり、タレントのマネージャーもやってみたり。どれもすごく興味深くて楽しかったですね。でも前職は特に忙しく…。自身が30代になったこともあり、そろそろ腰を据えて働ける職場を見つけなくてはという気持ちが芽生え、転職を意識するようになったんです。

…とは言っても、やっぱりエンタメ系の仕事を離れるつもりは全くなかったですね。それだけ私にとって大好きな世界なんです。次もエンタメ系の仕事をしようということは、心に決めていました。

偶然出会った、映画館の募集。まずは『気になる』ボタンを。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
ただ、転職しなきゃいけない特別な理由や期限がなかったので、最初はあまり積極的に行動していませんでした。転職サイトを見てみたり、こんな職場がいいなって妄想を膨らませたり、という程度だったんです。そんな時、「これは!」と思える求人に出会ってしまって。それが当社でした。実は、これまでは裏方の仕事が多かったので、できればお客様に近い距離で働きたいと思っていたんです。それに、私は大の映画好き。珍しい求人なのでスグに応募しなくてはと思う反面、急いで転職するつもりはなかったので「こんなに早く応募してもいいものか」「自分にできる仕事なのか」と不安いっぱいで悩みました。そうこうしているうちに掲載期間ギリギリに。タイミングを逃すのは嫌だったので、とりあえず『気になる』のボタンを押したんです。『応募する』をクリックする勇気はなかったんですよね(笑)。

「好きだけじゃダメ」。その言葉を、選考では何よりも意識した。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
その後すぐに、『気になる』への返信が企業から届いたんです。応募歓迎のお知らせでした。正直まだ不安はありましたが、その返信メールが私の背中を押してくれているかのように感じ、応募したんです。その後の、履歴書やエントリーシートなどでの選考時も同じでしたね。他社の求人をあまり見ないままに応募してしまっていたので、「本当にこの会社でいいの?」「他の求人もじっくりと見た方が良いかも…」「私にできる仕事かな」と不安で。でも、最終的には「これも何かの運命かも」と思い、チャレンジすることに。迷いに迷ったので、またもや締切直前に速達で郵送したんですけどね(笑)。

いざ応募書類を書く時には、自分の何をアピールすれば良いのか悩みましたね。でも、求人広告を再度隅々までチェックしたら、ヒントが沢山書かれていたんです。たとえば、「映画が好きという気持ちだけじゃダメ」というような言葉。今回入社する人には、映画が好きというだけでなく、その先に企業が求めていることがあるんだ、とハッとさせられました。ほかにも、『向いています』『向いていません』などの項目もちゃんと読み、企業はどういう人材を欲しがっているのか?自分のどこをアピールすれば良いのか?をしっかりと考えました。もしこの言葉を見落としていたら、私は自分がどれだけ映画好きかアピールしちゃっていたかもしれませんし、そうしたら入社できていなかったかもしれませんね。

そんなふうに書いた履歴書やエントリーシートは無事選考を通過しました。その後の面接も、ありがたいことにトントン拍子に進み、面接の翌週には内定の連絡をいただいたんです。これからは好きな映画館で働けるんだって嬉しかったです。

昔から大好きな映画館。でも、その裏側は知らないことだらけ。

小さい頃から映画館は馴染みがありますし、いま働いている新宿ピカデリーもお客さんとしてよく来ていた場所。だから入社するまでは、映画館についてよく知っているつもりでした。でも、実際に働いてみると全然だということに気付かされましたね。今までの私が知っていたのは、お客様から見える部分だけだったんです。裏では想像以上に多くの人が働いていて、その全ての動きによってワクワクする映画館が創られているんですよ。今は各部門を回りながら、映画館の運営を支えるいろんな仕事を学んでいるのですが、毎日が驚きの連続です。できないこと、知らないことがまだまだ多い中ですが、一緒に働く人は皆優しくて丁寧に教えてくださるので、安心して働けていますよ。あと、14人の同期がいるのも心強いです。中途入社なのに一緒にスタートが切れる仲間に恵まれるなんて、大手企業ならではですよね。早く一人前になり、映画館でよりお客様を楽しませられるよう、悩んだらお互いに相談しながら皆で頑張っています。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

こちらがどんな人材を求めているか、理解してくれているのが嬉しかったです。

取締役
樫村 暢彦
評価したポイントと採用理由 エンタメ業界での経験がある彼女ですが、その経験以上に、応募書類や面接での伝え方にすごく好印象を抱いたのを覚えています。たとえば、応募書類。文字一つひとつが丁寧に書かれていることはもちろん、全体がガタガタにならないようまっすぐに文章を配置していたり、きちんと枠内に収まるような文章量で言いたいことをまとめていたり。もちろん、内容も良かった。ご自身の経験から、華やかな世界を支えることの難しさや地道さを理解した上で仕事に取り組んでいきたいというような内容が、自分の言葉で書かれていたんです。こちらが求めている人材や入社後に期待されている役割をきちんと理解した上で書いてくれたのだろうという印象を受けました。

それに加え、面接ではしっかりと相手の話を聞く、素直に学ぶ、学んだことを生かすという姿勢が垣間見えたのが嬉しかったですね。今後一層の飛躍が期待できると思わせてくれたんです。それで、彼女には当社の旗艦店である新宿ピカデリーでの勤務を任せることに決めました。入社から間もないながら、既に謙虚な姿勢で多くを吸収していってくれており、今後の活躍からも目が離せそうにありません。
企業情報
会社名株式会社松竹マルチプレックスシアターズ 資本金39億3750万円 ※松竹株式会社 100%出資
事業内容■映画館の運営並びにその運営、技術、情報、知識等の提供 ■映画館に付属する売店・飲食店の経営 ■映画館の企画・開発、建設 ■売店・飲食店の経営 ■キャラクター商品(個性的な名称や特徴を有している人物、動物の画像を付けたもの)の企画、及び衣料品、文房具、玩具、菓子等の製作、販売 ■スクリーン並びに映画館諸施設を利用した広告、販売促進事業 従業員数1770名 (アルバイトスタッフを含む)※2024年2月時点
掲載中の求人情報
職種イメージ1 あなたのひと工夫で、映画館に訪れる人々がもっと笑顔に。映画館の運営マネージャー(未経験歓迎)◆新宿等、関東積極採用!/社割や転居費用補助など各種手当充実!
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勤務地『MOVIX』『ピカデリー』など松竹系映画館(関東・東北・東海・中部・近畿・中国・九州)※希望考慮
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