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2017/8/4

入社を決めたのは「仕事の厳しさ」も含めて、自分のやりたい事だと思えたから。

西脇 沙苗さんの転職体験記
西脇 沙苗Sanae Nishiwaki(25歳)
  • 転職前花屋の販売スタッフ
  • 転職後ハウスマネージャー
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数10
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 海外留学で経験した寂しさ。日本で暮らす外国の方をサポートしたいと思うように。
  • 希望の仕事がなかなか見つからない…。そんなときエン転職の「キーワード」で発見!
  • 入社前に聞いた「仕事の厳しさ」も含めて、自分のやりたい事だと思えた。

前職はお花屋さん。好きなことを仕事にする楽しさを知った。

大学卒業後、最初に入社したのはITベンチャー企業です。営業をやったり、エンジニアをやったり…本当に忙しく過ごした2年半でした。退社時間も11時を過ぎていることが日常でしたし、土日に仕事をすることも。たまの休みも疲れを取るだけで終わってしまうような日々を過ごしていました。そんな経験もあって、次は好きな仕事をやろうと決め、花屋の販売スタッフの仕事を始めました。仕事は、花の販売を中心にメンテナンスやディスプレイなど。バイトではありましたが、もともとお花が大好きだったこともあって、お花に囲まれる毎日は楽しいものでした。仕事を通じて、店長からお花について教えてもらうことも多く、その一つひとつがとても新鮮!単純に“バラ”といっても数百もの種類があることを知ったり、ブーケの作り方を教えてもらったり…知識が増えていくことが純粋に嬉しかったんです。

長く続けていきたいと思う反面、気になることもありました。それは給料。花屋はお客様の多い月と少ない月の差が激しく、それにあわせて私のシフトも組まれていたので、勤務時間がそのまま給与に響いてしまって…。たとえば、母の日がある5月はとても忙しい。一方でイベントが何もない月になると、月の半分くらいが休みになってしまうことも。実家にいたので何とか暮らしてはいけましたが月々の給与が安定しない状態が続き、この先やっていけるかなと不安になってしまったのです。これが、転職を考え始めた大きな理由です。

日本で暮らす外国の方をサポートしたい。「キーワード」から見つけた希望の仕事。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
前職で好きを仕事にする楽しさを知ったこともあって、次の仕事でも自分のやりたいことをやろうという想いは強くありました。改めて考えたときに「日本で暮らす外国の方のサポート」というキーワードが、私の中にあることに気づきました。

実は、私は学生時代に1ヶ月ほど海外留学をしたことがあり、そのときにホストファミリーのドライな対応にとても寂しい思いをしたんです。ホストマザーは、最初の2~3日は「学校はどう?」「お友達はできた?」と聞いてくれていたのですが、次第にだんだんと私に気をかけないようになって。「夕飯はここに置いておくから、一人で食べてね」と言われることもありました。関係性を深められない状況だったので、ホストファミリーがくつろぐリビングに行くことはとてもハードルが高かった。せっかく留学しているのだから、みんなで楽しくおしゃべりしたい。でも、気軽に行けない…学校から帰宅すると自分の部屋で過ごすような1ヶ月でした。もちろん、ホストファミリーに悪気があったわけではないと分かっていましたが、あまりにビジネスライクな付き合いに私がイメージしていた留学生活とは違うな…と寂しさを感じていましたね。

このときの経験から、“日本で暮らす外国の方に、私と同じような気持ちになって欲しくない”と思うように。日本での暮らしをサポートできる仕事がしたいという想いが強くなっていきました。とはいっても、自分が思い描く仕事はそう簡単に見つかりませんでした。NPO法人とかボランティア団体などはあるのですが、一般企業となるとなかなか難しかったです。そんなとき、エン転職の「誰かの役に立ちたいでさがす」というコーナーで「外国人」「快適な暮らし」という文言を見つけました。思わず“これだ!”と、前のめりになって求人原稿を読み進めていったんです。

「仕事の厳しさ」も含めて、やりたい事だと思えた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
求人原稿をみると、募集しているのは「ハウスマネージャー」で仕事内容はシェアハウスなど施設の管理や入居者のサポート業務。具体的には入居者の半数以上が外国の方なので、日本での生活の“いろは”を伝授したり、暮らしを満喫してもらうためのイベントを企画したりするとのことでした。他にも、原稿には日々のやり取りを通じて入居者から頂いた感謝の言葉などが記載されていて、入居者にとってハウスマネージャーがとても身近な存在であることが伝わってきましたね。

一方、仕事の厳しさとして、物件周りの雑草取りや掃除、ときには日曜大工を頼まれることもあると書かれてあって。面接でも、同じように仕事の大変な面についての話がありました。物件を紹介するだけの営業という認識だけでいると、入社後にズレが生じるから、と。入社前に仕事の面白さも、厳しさも包み隠さずお伝えいただけたのは良かった!入社してみて「あれ、思っていたのと違う…」という状況は、辛いですからね。

求人原稿や面接で仕事の厳しさを知りましたが、私はあまり大変とは感じませんでした。なぜなら、外国の方の日本での暮らしをサポートできること、ホストファミリーのように関係性を築くことは、私がやりたかったことそのものでしたから。

ずっと居たくなるような、居心地のよい家を作っていきたい。

オークハウスで働き始めて感じたことは、本当に聞いていた通りだなということ(笑)。
「鍵をなくしちゃったんだけど…」「洗濯機が壊れてるけどどうしたらいい?」「上階の室外機から水が垂れてる」など、入居者からは毎日、さまざまな問い合わせが入ります。忙しくはあるけれど、頼られることにやりがいを感じています。

そんな中、先日嬉しいことがありました。外国の方が多く暮らしているシェアハウスでの出来事。まだ環境に馴染めていないのか、すぐに自分の部屋に入ってしまう方がいて。気になっていたこともあり、その方を見かけたら「ラウンジにこない?」と、シェアハウスの共有スペースに来るよう誘っていました。ラウンジには入居者のみんなが自然と集まってくるので、そこの輪に入ってもらいたいなと思っていたのです。2~3回ほど誘った頃でしょうか。先日訪問してみたら、なんとその方がラウンジに来ていて!みんなと楽しそうに会話している姿を見て、とても嬉しい気持ちになりました。小さなことではあるけれど、私がやりたいと思っていた仕事はこれだ、と改めて感じました。希望の仕事に出会えたことに感謝ですね。

まだ入社して数ヶ月。ハウスマネージャーとしては未熟なところも多いですが、入居者のみんながずっと居たくなるような、そんな居心地の良い家を作っていきたいと思います。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

海外留学や前職の経験から垣間見えた「行動力」を評価。

管理部 主任
佐藤貴史
評価したポイントと採用理由 面接で評価したのは、誰かから指示されるのを待つのではなく自分で率先して動ける点。学生時代の海外留学経験もそうですし、前職の花屋での仕事でもそう。自分がやりたい、必要だと感じたら頭で考えるだけでなく、実際に行動していける方なのだと感じました。

実はこの行動力は、ハウスマネージャーにはとても必要な力です。というのも、担当している物件に関しては、基本的には担当者が責任を持って管理していくのが会社の方針。与えられた仕事をしているだけではなく、「こうしたらいいんじゃないか」「あんな風にしたらいいのでは…」という自分なりの意見を持って行動していくことがとても大切なのです。加えて、自分の考えを持っていれば、入居者に対しても正しくルールを説明できたり、きちんと指導したりすることが、自然とできると考えています。

また、西脇さんはとても勉強熱心な方。研修の時から見ていますが飲み込みも早く、ある程度のことはできるようになってきたのかなと感じます。これからは、その一歩上。持ち前の行動力を活かして、西脇さんだから作れるシェアハウスやアパートを形にしていってもらいたいと思いますね。
企業情報
会社名株式会社オークハウス 資本金4000万円
事業内容■シェアハウス賃貸物件一括借上事業 ■シェアハウス賃貸物件運営管理事業 ■不動産販売事業 ■不動産コンサルティング事業 ■ホテル・旅館事業 ★入居者本位のビジネスを展開しています。 【ソーシャルレジデンス(R)】 オークハウスは創業31年目を迎え、「ソーシャルな場」としてシェアハウスを再定義しました。ただ住まいを生活の場として提供するのではなく、職住接近やSOHOなどライフスタイルの変化に対応できる賃貸住宅を創造していきます。それは、単に住むだけでなく、一緒に生活をともにし、アクティビティをみんなで実行しようとする『場』。オークハウスは、そのようなシェアハウスにおけるコミュニティデザインを重要視しています。 従業員数82名(2024年1月現在)
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