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2017/9/11

未経験での入社。
だからこそ「仕事への考え方」が重要だと思う。

白澤 香代子さんの転職体験記
白澤 香代子Kayoko Shirasawa(32歳)
  • 転職前銀行の預金業務
  • 転職後アカウンタントスタッフ (経理)
  • 転職活動期間4ヵ月
  • 応募社数20
  • 面接社数3
この体験記のポイント
  • 7年勤めた銀行。経営統合により給与が大きく減ることになり転職を決意。
  • 初めての転職活動。姉や友人など転職経験者からアドバイスをもらって自分の経験やスキルを整理。
  • 未経験で入社した私でも、頑張り次第でいろいろなことを任される環境が嬉しい。

7年勤めた銀行。経営統合により、給与が大きく減ることに。

前職は、新卒で入社した銀行の預金業務です。口座開設の手続きを行なったり、記帳をしたり、住所や氏名などの変更対応をしたり…。大きな銀行ではありませんでしたから、お客様のお問い合わせ全般に対応していました。もともと学生の頃から経済に興味を持っていたこともあって、仕事は自分に合っていたと思います。お金の流れを筋道を立てて考えられるようになり、興味は会計や簿記にも広がり、勉強をして簿記の資格も取得。やりがいを感じながら働く毎日でした。

そんな中、転職を考える大きな転機がありました。入社7年目の頃だったと思います。勤めていた銀行が経営統合されることになったのです。組織体制や人事制度がガラリと変わり、一般職だった私は「給与が年間90万円下がります」と言われて。90万円って結構な額ですよね…。当時はすでに実家を出て一人暮らしをしていましたから、これだけ給与が減ってしまうと生活できません。給与を維持するためには総合職への転換の道もありましたが、新しい仕事では営業要素が強く、これまで興味を持って積み上げてきた知識や経験は活かせないと感じました。それであれば、ここで一度区切りをつけて、新たな環境で自分のやりたいことにチャレンジしてみようと思ったのです。

転職経験がある姉や友人からのアドバイスに勇気付けられた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
いざ転職活動をスタートさせようと思ったものの、転職は初めて。何からすればよいか全く分からなかったので、まずは「転職活動の仕方」について情報収集するところから始めました。ネットで検索したり、本を買ったり。その後『エン転職』はじめ、2つの大手求人サイトに登録をしました。

あわせて、履歴書や職務経歴書も作成していったのですが、こちらに関しても何をどう書いてよいのか全く分からない(笑)。調べながらなんとか書き上げたものの、自信はなく不安でした。なので、転職経験がある姉や友人にも見てもらいアドバイスをもらうようにしたんです。共通して言われたのは、具体的な数字に落とし込んで経歴を書いていくこと。“売上がとても上がった”とか“すごく評価された”という表現では、個人の感覚に基づいたものなので、どれぐらいすごいことか分からない。誰がみてもわかる数字で記載するように、とアドバイスをもらいました。

また、姉には精神的にもだいぶ助けてもらいましたね。たとえば、自分の強みについても「何も書けることがない…」と相談すると、「7年間も一つの仕事を続けてきたことはすごいこと」「銀行にいらっしゃるたくさんのお客様に信頼してもらえることは立派なスキルだよ」と励ましてもらって。転職活動は基本的に一人で行なうものだから、ちょっとしたことで落ち込んでしまうことも。だからこそ、そんな周囲の言葉にとても救われました。

メルマガで発見!“未経験から経理のプロになれる”のコピー。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
転職先として考えていたのは「経理」。前職の銀行で積み上げてきた会計の知識をさらに深めていき、新たに「経理」の仕事に就くことができたら、と思っていました。しかし、お金を扱う銀行での経験があるとはいえ、経理の実務経験はありません。ですから、求人を調べるときも「未経験OK」と「経理」の2つのキーワードで求人を探していきました。

通勤時間や帰宅してからの時間を使って求人を探してみるものの、なかなかこれと思う企業に出会えずにいましたね。業界経験がなくてもOKの求人は見つかっても、経理の実務経験は必要だったり。一方で、実務未経験OKだったとしても、給与がとても低かったり。人材紹介会社からスカウトがきて相談に乗ってもらったこともあったのですが、そのときは最初から正社員を目指さず、派遣社員でスタートしてはどうですか、と提案されたこともありました。

そんなときに出会ったのがデアゴスティーニ・ジャパンの求人です!『エン転職』から送られてきたメルマガで発見。原稿を見てみると“未経験から経理のプロフェッショナルになれる”というコピーが書かれていて。雇用形態も給与も自分が納得できるもので、「私が探していたのは、これだ!」と思い、すぐに応募しました。

仕事をする上で大事にしていたことが、会社の考え方と合っていた。

姉や友人などに相談に乗ってもらったおかげもあってか、書類選考を通過。面接では、これまでもスキルを磨くためにコツコツと努力を重ねてきたこと、入社後は“経理のプロ”を目指してさらに頑張っていきたいと話をしたことを覚えています。また、面接で印象的だったのは、とてもフランクな雰囲気だったこと。社長とか部長など役職で呼び合うのではなく、「○○さん」と名前で呼んでいることに驚き!前職の銀行は縦社会。役職で呼ぶのが普通だったのでビックリしながらも、好印象を持ちました。私ものびのびと働いていけそうだと感じられたんです。

その後、内定をいただいて入社。現在、8ヶ月目になりました。経理の仕事を覚えつつ、業務フローの改善やルール作成などの仕事にも携わらせていただき、充実した毎日を送っています。先日まで私が担当していたのは、アウトソーシングプロジェクト。ある業務をアウトソースすることになり、そのための準備、委託先への研修、委託した後のクオリティ管理などを手がけました。ルーチン業務ではなく、頑張り次第でいろいろなことを任せていただける環境に満足していますね。

今、改めて選考を思い返してみると、自分が仕事をする上で大事にしていること、こんな環境で取り組みたいと思っていることが会社の考えと合っていたのかなと思います。未経験募集であればなおのこと、「仕事への考え方」が重要になってくるのでしょうね。今回、初めての転職でしたが満足できるものとなり、本当によかったです!
採用担当者の声
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ポイントは、“自分でスキルを積み上げていける”と感じられた点。

人事総務部 アシスタントマネージャー
宮井 佳子
評価したポイントと採用理由 高く評価したのは、自分でスキルを積み上げていけると感じられたこと。というのも、今回は未経験からの募集。もちろん上司や先輩がイチから育てていくことが前提ではありますが、それだけで習得は難しい。やはり何よりも本人の努力がなければ、スキルを磨いていくことはできないと思うのです。だからこそ、自分を律してスキルを磨くための努力ができるかが重要。その点からみて、白澤さんは合格でした!前職でも仕事の質を高めるため、自ら会計や簿記の勉強していましたし資格も取得。彼女の将来性を感じることができましたね。

また、白澤さんの仕事への向き合い方や考え方は、これから当社が取り組んでいかなければいけないことと合致すると期待が持てました。当社は、現在の業務のやり方はベストと思ってはおらず、改善をしていかなければならないことがたくさんあると思っています。それは、何か数字を入力するフローにしてもそう。複数のシステムを使ったりと複雑になっていることが多々あるのです。もっとシンプルにできるのではないか、もっと効率よくできるのではないかという視点で、前向きに楽しんで乗り越えていただける方がよいと思っていました。現在の白澤さんの活躍をみていると、よいマッチングができたのだなと感じています。今後は、さらにマネージャーなど一つ上のポジションを目指して頑張っていただきたいですね。
企業情報
会社名株式会社デアゴスティーニ・ジャパン 資本金1億1000万円
事業内容パートワーク(分冊百科)の出版 従業員数56名(2021年1月現在)
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