面接官の中には、短所について質問をする方もいらっしゃいますよね。この質問の意図は、その人の「自分の強み・弱みを的確に把握するチカラ」や「自己分析力」を知ること。また、短所をどのように克服しようとしているかを見ています。
必ず聞かれるというわけではありませんが、「自分自身を客観的に整理する」ことにも繋がるので、一度どのように答えるかを考えておくと良いでしょう。
まず、M.Aさんが意図したように、「短所を、長所として伝える」のは良い視点だと思います!ただ、どんな長所に置き換えるか、が肝心です。「その会社のビジネスや、応募した職種において求められるものは何か?」を踏まえた長所に置き換えれば、評価や次の会話にもずっと評価に繋がりやすいかと思います。
また、自分に足りないと自覚していることを正直に話すことも大切。ぜひ、足りないものを克服するため、どんな対策を取っているかの話も添えましょう。そこまでキチンと自分を認知・分析していれば、短所はむしろ長所に転換できるはずです。
最後に、短所に限らず、困った質問を受けたときの心得を2点だけ。1つ目は、「ワンクッション置く」ことです。ワンクッションといっても、ただ沈黙するのではなく、まずは相手の質問をゆっくり復唱すること!そこまでの会話との繋がりや、質問の意図を一緒に確認しても良いかもしれませんね。
その上で、「ごまかさずに誠実に回答する」ことが2つ目の心得。実際、その場しのぎのウソは必ず見破られます。全てを正直に話す必要はありませんが、やむを得ない事情があればその事実を話す。自分に非がある場合は、誠実に認める。その上で、その経験から学んだことや、失敗を繰り返さない決意も一緒に伝えれば、相手の不信感を取り除けるはずです。ぜひ意識してみてください!